この記事では請求QUICKで発行した請求書をクレジットカードでお支払いいただく際の本人認証方法サービス「EMV 3-Dセキュア」について説明します。
継続利用のお申し込みだけで、「EMV 3-Dセキュア」に対応したクレジットカード決済の請求書が発行できます。
お取引先様だけでなく請求QUICKをお使いの事業者様も安心してクレジットカード決済で取引ができます。
EMV 3-Dセキュアについて
EMV 3-Dセキュアとは、インターネット上でクレジットカード決済をより安全に行うための本人認証の仕組みで、「VISA」「Mastercard」「JCB」「American Express」「Diners Club」の国際ブランド各社が推奨する、世界標準の本人認証方法です。
クレジットカード決済時にクレジットカード情報に加えて、EMV 3-Dセキュアの認証画面での認証をおこなうと決済が完了します。
請求QUICKでは、義務化の期日を待たずして2023年11月21日より「EMV 3-Dセキュア」を標準実装しております。
EMV 3-Dセキュアの特徴
クレジットカード決済を行うユーザーが低リスクの場合、パスワード認証が不要
以前の3Dセキュアは、すべての決済でパスワード認証が必要でしたが、この「EMV 3-Dセキュア」は、クレジットカード番号等をもとにカード発行会社がリスク度を判定し、リスクの低いユーザーはパスワード認証が不要となります。
パスワード認証が必要となった場合でも、ワンタイムパスワードや生体認証等による認証に対応
カード発行会社がリスク度を判定しリスクのあるユーザーの場合、追加認証が必要になりますが、カード発行会社によっては、SMSやアプリを用いたワンタイムパスワードや指紋や顔等の生体認証に対応しており、スムーズに認証が完了します。
以前の3Dセキュアにはない認証方法になっており、ユーザーの利便性が向上しています。
チャージバック(決済金額の返還請求)を回避
不正利用によるチャージバックが発生しても、決済時に「EMV 3-Dセキュア」による本人確認がされていれば、原則チャージバックによる事業者様の損失を回避できます。
■対象外の取引
・加盟店様にて金額変更や再決済処理を行った場合
・加盟店様からユーザーへ商品・サービス提供が適切にされていない場合
・カード会社からの利用内容調査に加盟店様が未回答の場合
・ゼウスよりご連絡する利用調査依頼に加盟店様が期日内に対応されなかった場合
・カード会社がチャージバックと判断した場合
※チャージバックリスクについて
※チャージバックの対象外となる取引についてはゼウスサポートページでもご案内しております。
クレジットカード決済時のフローについて
「EMV 3-Dセキュア」では、クレジットカード情報などからカード発行会社がリスク度を判定し、リスクレベルに応じた決済のフローとなります。
決済時に表示される画面の内容に従って、決済を完了させます。
低リスクと判定された場合の決済時のフロー
1.請求書の決済画面にてクレジットカード情報を入力し、[決済]ボタンをクリックします。
2.決済前の確認画面で[OK]ボタンをクリックします。
3.決済完了画面が表示されます。
中リスクと判定された場合の決済時のフロー
1.請求書の決済画面にてクレジットカード情報を入力し、[決済]ボタンをクリックします。
2.決済前の確認画面で[OK]ボタンをクリックします。
3.認証完了画面が表示されます。表示される内容に従って、認証パスワードの入力などをおこなってください。
※認証画面のサンプルです。
実際に表示される内容を確認してください。
4.決済完了画面が表示されます。
高リスクと判定された場合の決済時のフロー
クレジットカード発行会社により認証が拒否され、クレジットカード決済ができません。
1.請求書の決済画面にてクレジットカード情報を入力し、[決済]ボタンをクリックします。
2.決済前の確認画面で[OK]ボタンをクリックします。
3.決済失敗の画面が表示されます。