請求QUICKは、請求書の作成や発行を複数のユーザーでおこなうことができます。
また、社内の承認フローに沿って柔軟に承認・発行経路を設定することができます。
この記事では、複数人で請求書の作成・発行をおこなう場合と、承認・発行経路を設定して複数人で請求QUICKを利用する場合の初期設定について解説します。
- 複数人で請求QUICKを利用する
・ユーザーを招待する
・ユーザーの基本情報を設定する
・請求担当者情報を設定する - 承認・発行経路を設定して複数人で請求QUICKを利用する
・所属を作成する
・役職を作成する
・ユーザーを招待する
・ユーザーの基本情報を設定する
・請求担当者情報を設定する
・承認・発行経路を設定する
複数人で請求QUICKを利用する
請求QUICKを利用するユーザーを登録します。
ユーザーを招待したあとに必要な情報を登録します。
ユーザーを招待する
請求QUICKを利用するユーザーを登録します。請求QUICKを利用するユーザーがメールアドレスを持っている場合はメールで招待することができます。
補足 請求QUICKはメールアドレスを持っていないユーザーも招待することができます。 メールアドレスを持っていないユーザーの招待方法は「ユーザーを登録する」を参照してください。 |
1.画面右上の歯車アイコンをクリックし、左側の[ユーザー]をクリックします。
登録されているユーザーの一覧が表示されます。
画面右上の[作成]ボタンをクリックします。
2.表示されるユーザー作成画面でユーザー登録します。
[ユーザーID]には、ユーザーごとに異なったIDを登録します。
[名前]と[名前(フリガナ)]をそれぞれ入力します。
補足 別のユーザーIDとしてすでに登録されているものは登録できません。 ユーザーIDは半角英数10文字までです。 ユーザーIDの先頭の固定文字は変更できません。 |
3.[メールアドレス]に登録するユーザーのメールアドレスを入力します。
別のユーザーのメールアドレスとしてすでに登録されているものは登録できません。
[メールアドレスを使用せずにシステムを利用する]はチェックを外します。
4.画面下段の[仮登録]ボタンをクリックします。
登録したメールアドレス宛に「請求QUICK(セキュリティコード)」のご案内メールが送信されます。
補足 セキュリティコードの有効期限は24時間です。有効期限が切れた場合は[招待メールを送信する]ボタンをクリックして招待メールを再送信ください。 [招待メールボタンを送信しました]メッセージが表示され、手順3で入力したメールアドレス宛に、「請求QUICK(セキュリティコード)」というメールと「請求QUICK(ユーザー本登録のご案内)」というメールが再送されます。 ![]() |
参照 |
ユーザーの基本情報を設定する
登録したユーザーの基本情報を設定します。
1.画面右上の歯車アイコンをクリックし、左側の[ユーザー]をクリックします。
ユーザーの一覧が表示されます。
2.編集したいユーザーをクリックします。
ユーザー詳細画面の基本情報タブが表示されます。
3.各項目を設定します。
各項目の詳細は以下の表を参照してください。
設定項目 | 設定内容 |
名前 | 請求QUICK内で表示されるユーザーの名前です。 |
名前(フリガナ) | 名前のフリガナを入力します。 |
メールアドレス | ユーザーのメールアドレスを入力します。請求書の承認・発行経路で担当者になった際の通知メールなどの送信先になります。 |
所属 |
ユーザーの所属を設定します。マスタ登録されている所属からユーザーの所属を選択します。 【参照】 |
役職 |
ユーザーの役職を設定します。マスタ登録されている役職からユーザーの所属を選択します。 【参照】 |
権限設定 | ユーザーの編集・閲覧権限を設定します。詳細は「ユーザーの権限について」を参照してください |
補足 ユーザーIDは変更できません。 |
4.画面右下[保存]ボタンをクリックします。
設定が保存され[修正内容を保存しました]のメッセージが表示されます。
請求担当者情報を設定する
請求書に印字される請求担当者情報をユーザーごとに設定します。
請求書作成の際に請求担当者を指定すると、請求書に印字される電話番号や所在地が自社情報の基本情報から請求担当者の情報に上書きされます。
1.画面右上の歯車アイコンをクリックし、左側の[ユーザー]をクリックします。
マスタ登録済みのユーザーの一覧が表示されます。
2.請求担当者の情報を設定したいユーザーをクリックします。
表示されるユーザー詳細画面上段の[請求担当者]タブをクリックします。
3.[請求担当者]タブの各項目を設定します。
各項目の詳細は、以下の表を参照してください。
設定項目 | 設定内容 |
請求担当者の所属 | 請求担当者の所属を入力します。 |
請求担当者の役職 | 請求担当者の役職名を入力します。 |
名前 | [基本情報]の[名前]が自動入力されます。[請求担当者]タブでの変更はできません。 |
連絡先 | 請求書を送付するメールの文面に自動挿入される電話番号やFAX番号、メールを送付するためのメールアドレスを設定します。 |
TEL | 請求担当者の電話番号を入力します。 |
FAX | 請求担当者のFAXを入力します。 |
メールアドレス Cc/Bcc |
請求QUICKから送信されるメールのCc/BCCに追加するメールアドレスを設定します。 【補足】 【参照】 |
所在地 | 請求書の印字と、郵送代行の送り主になる所在地を設定します。 |
郵便番号 | 郵便番号を入力し[検索]ボタンをクリックすると、対応する[都道府県][市区町村番地]が自動入力されます。 |
都道府県 | 所在地を入力します。 |
市区町村番地 | 所在地を入力します。 |
建物 | 所在地を入力します。 |
4.画面右下[保存]ボタンをクリックします。
設定が保存され「マスタを保存しました」のメッセージが表示されます。
承認・発行経路を設定して複数人で請求QUICKを利用する
ユーザーを追加し、社内の申請フローに合わせて承認・発行経路を設定します。ユーザーの所属や役職を設定しておくと、所属や役職に応じた承認・発行経路や承認者の設定ができます。
この項では、所属・役職の作成、ユーザーの登録や設定、承認・発行経路の設定について解説します。
所属を作成する
ユーザーをグループ化する所属を作成します。
1.画面右上の歯車アイコンをクリックし、左側の[所属]をクリックします。
登録されている所属の一覧が表示されます。
2.所属一覧画面右上の[作成]ボタンをクリックします。
3.表示される所属作成画面で各項目を設定します。
各項目の詳細は、以下の表を参照してください。
設定項目 | 設定内容 |
管理No. | [手動で設定する]をチェックすると入力できるようになります。所属ごとに重複しない番号を入力します。[手動で設定する]のチェックを外しておくと、請求QUICKが自動付番します。 |
所属名 |
所属の名前を入力します。 承認・発行経路やユーザー設定画面などで所属名が表示されます。 |
所属コード | 所属コードを入力します。設定した所属コードは仕訳データ作成時に出力できます。 説明 [説明]欄に入力した内容は、所属の一覧画面に表示されます。 |
+所属ユーザーを追加 | 所属させるユーザーを指定します。 表示されるメニューからユーザーを選択します。 |
4.画面右下の[保存]ボタンをクリックします。
設定が保存されます。
参照 所属は一括登録できます。 詳細は「マスタデータを一括登録する」を参照してください。 |
役職を作成する
ユーザーを階層化する役職を設定します。
1.画面右上の歯車アイコンをクリックし、左側の[役職]をクリックします。
登録済みの役職の一覧が表示されます。
2.役職一覧画面右上の[作成]ボタンをクリックします。
3.表示される役職作成画面で各項目を設定します。
各項目の詳細は、以下の表を参照してください。
設定項目 | 設定内容 |
管理No. | [手動で設定する]をチェックすると入力できるようになります。役職ごとに重複しない番号を入力します。[手動で設定する]のチェックを外しておくと、請求QUICKが自動付番します。 |
役職名 | 役職の名前を入力します。 請求書作成時やユーザー設定画面などで役職名は表示されます。 |
役職コード | 役職コードを入力します。設定した役職コードは仕訳データ作成時に出力できます。 |
説明 | 説明欄に入力した内容は、所属の一覧画面に表示されます |
+対象ユーザーを追加 | この役職に割り当てるユーザーを設定します。 表示されるメニューからユーザーを選択します。 |
4.画面右下の[保存]ボタンをクリックします。
設定が保存されます。
参照 所属は一括登録できます。 詳細は「マスタデータを一括登録する」を参照してください。 |
ユーザーを招待する
請求QUICKを利用するユーザーを登録します。請求QUICKを利用するユーザーがメールアドレスを持っている場合はメールで招待することができます。
補足 請求QUICKはメールアドレスを持っていないユーザーも招待することができます。 メールアドレスを持っていないユーザーの招待方法は「ユーザーを登録する」を参照してください。 |
1.画面右上の歯車アイコンをクリックし、左側の[ユーザー]をクリックします。
登録されているユーザーの一覧が表示されます。
画面右上の[作成]ボタンをクリックします。
2.表示されるユーザー作成画面でユーザー登録します。
[ユーザーID]には、ユーザーごとに異なったIDを登録します。
[名前]と[名前(フリガナ)]をそれぞれ入力します。
補足 ユーザーIDは半角英数10文字までです。 |
3.[メールアドレス]に登録するユーザーのメールアドレスを入力します。
別のユーザーのメールアドレスとしてすでに登録されているものは登録できません。
[メールアドレスを使用せずにシステムを利用する]はチェックを外します。
4.画面下段の[仮登録]ボタンをクリックします。
登録したメールアドレス宛に「請求QUICK(セキュリティコード)」のご案内メールが送信されます。
補足 セキュリティコードの有効期限は24時間です。有効期限が切れた場合は[招待メールを送信する]ボタンをクリックして招待メールを再送信ください。 [招待メールボタンを送信しました]メッセージが表示され、手順3で入力したメールアドレス宛に、「請求QUICK(セキュリティコード)」というメールと「請求QUICK(ユーザー本登録のご案内)」というメールが再送されます。 |
参照 ユーザーは一括登録することができます。詳細は「アカウント設定をCSVで一括登録する」を参照してください。 |
ユーザーの基本情報を設定する
登録したユーザーの基本情報を設定します。
1.画面右上の歯車アイコンをクリックし、左側の[ユーザー]をクリックします。
ユーザーの一覧が表示されます。
2.編集したいユーザーをクリックします。
ユーザー詳細画面の基本情報タブが表示されます。
3.各項目を設定します。
各項目の詳細は以下の表を参照してください。
設定項目 | 設定内容 |
名前 | 請求QUICK内で表示されるユーザーの名前です。 |
名前(フリガナ) | 名前のフリガナを入力します。 |
メールアドレス | ユーザーのメールアドレスを入力します。請求書の承認・発行経路で担当者になった際の通知メールなどの送信先になります。 |
所属 |
ユーザーの所属を設定します。マスタ登録されている所属からユーザーの所属を選択します。 【参照】 |
役職 |
ユーザーの役職を設定します。マスタ登録されている役職からユーザーの所属を選択します。 【参照】 |
権限設定 | ユーザーの編集・閲覧権限を設定します。詳細は「ユーザーの権限について」を参照してください |
補足 ユーザーIDは変更できません。 |
4.画面右下[保存]ボタンをクリックします。
設定が保存され[修正内容を保存しました]のメッセージが表示されます。
請求担当者情報を設定する
請求書に印字される請求担当者情報をユーザーごとに設定します。
請求書作成の際に請求担当者を指定すると、請求書に印字される電話番号や所在地が自社情報の基本情報から請求担当者の情報に上書きされます。
1.画面右上の歯車アイコンをクリックし、左側の[ユーザー]をクリックします。
マスタ登録済みのユーザーの一覧が表示されます。
2.請求担当者の情報を設定したいユーザーをクリックします。
表示されるユーザー詳細画面上段の[請求担当者]タブをクリックします。
3.[請求担当者]タブの各項目を設定します。
各項目の詳細は、以下の表を参照してください。
設定項目 | 設定内容 |
請求担当者の所属 | 請求担当者の所属を入力します。 |
請求担当者の役職 | 請求担当者の役職名を入力します。 |
名前 | [基本情報]の[名前]が自動入力されます。[請求担当者]タブでの変更はできません。 |
連絡先 | 請求書を送付するメールの文面に自動挿入される電話番号やFAX番号、メールを送付するためのメールアドレスを設定します。 |
TEL | 請求担当者の電話番号を入力します。 |
FAX | 請求担当者のFAXを入力します。 |
メールアドレス Cc/Bcc |
請求QUICKから送信されるメールのCc/BCCに追加するメールアドレスを設定します。 【補足】 【参照】 |
所在地 | 請求書の印字と、郵送代行の送り主になる所在地を設定します。 |
郵便番号 | 郵便番号を入力し[検索]ボタンをクリックすると、対応する[都道府県][市区町村番地]が自動入力されます。 |
都道府県 | 所在地を入力します。 |
市区町村番地 | 所在地を入力します。 |
建物 | 所在地を入力します。 |
4.画面右下[保存]ボタンをクリックします。
設定が保存され「マスタを保存しました」のメッセージが表示されます。
承認・発行経路を設定する
承認・発行経路は所属や役職、ユーザーに応じて柔軟に設定できます。
1.画面右上の歯車アイコンをクリックし、左側の[承認・発行経路]をクリックします。
承認・発行経路の一覧画面が表示されます。
2.承認・発行経路画面右上の[作成]ボタンをクリックします。
承認・発行経路作成画面が表示されます。
3.承認・発行経路作成画面の[経路名]に作成する承認・発行経路の名前を入力します。
ここで入力した経路名は、請求書作成画面で選択肢として表示されます。
4.必要に応じて[説明]に、この承認・発行経路についての説明を入力します。
ここで入力した説明は、承認・発行経路の一覧画面に表示されます。
5.承認・発行経路作成画面の[経路設定]で承認・発行経路の詳細な設定をします。
各項目の設定内容は以下の表を参照してください。
設定項目 | 設定内容 |
請求書作成者が以下の場合 |
この承認・発行経路を適用する「請求書作成者」を指定します。 |
承認ステップ |
[承認ステップを追加]ボタンをクリックすると、所属・役職・ユーザーが選択できるメニューが表示されます。この承認ステップの「承認者」を指定します。同じ承認ステップで複数の承認者を設定するには「+承認者を追加」をクリックします。[承認ステップを追加]ボタンをクリックすると、多段階の承認ステップが作成できます。 【補足】 【参照】 |
飛越承認を許可する | チェックすると、前の承認ステップの承認が得られていない請求書に対して後の承認ステップの承認者が承認することを許可します。 |
発行ステップ |
最後の承認ステップで承認された請求書を発行する権限を持つ「発行者」を指定します。作成者や承認者と同様に所属・役職・ユーザーから選択できます。複数の「発行者」を設定する場合は[+発行者を追加]をクリックします。 【参照】 |
督促ステップ | 請求書の入金期限が過ぎても入金がなかった際などに、督促メールを送る権限を持つ「督促者」を指定します。作成者や承認者と同様に所属・役職・ユーザーから選択できます。複数の「督促者」を設定する場合は、[+督促者を追加]をクリックします。 【参照】 督促の手順については「請求書を督促する」を参照してください。 |
閲覧者 | この経路を設定した請求書を閲覧できる「閲覧者」を追加できます。複数の「閲覧者」を設定する場合は、[+閲覧者を追加]をクリックします。 |
6.画面右下の[保存]ボタンをクリックします。
作成した承認・発行経路が保存され、承認・発行経路画面に戻ります。
参照 |
以上で請求QUICKを複数人で利用する場合の初期設定は完了です。
お疲れ様でした。
参照 請求書の作成、発行から入金消込までの業務に必要な初期設定については「請求書作成から発行/入金消込までおこなうための初期設定 」を参照してください。 請求書の作成、発行から入金消込、仕訳データ作成までの業務に必要な初期設定については「請求書作成から発行/入金消込/仕訳データ作成するための初期設定 」を参照してください。 |