この記事では、請求QUICKで請求書を作成する手順を解説します。
請求書作成画面を表示させる
1. まず、管理画面の上段にある[請求]をクリックして請求書の一覧画面を表示させてから、画面右上の【作成】をクリックします。
2. 請求書作成画面に切り替わったら、各項目を入力してください。
請求書の各項目を入力
各項目に関する詳細のご案内は下記表をご確認ください。
項目名 | 詳細 |
請求書番号 | 請求書に自動反映される初期値を設定する |
取引先 | 取引先の基本情報を登録・変更する |
自社名 | 自社の基本情報を登録・編集する |
取引先担当者 | 取引先担当者を登録・変更する |
請求担当者 | ユーザーごとに請求担当者情報を登録・変更する |
請求日 / 支払期限 | 請求書に自動反映される初期値を設定する |
プロジェクト | 発行する請求書と仕訳を紐付けるプロジェクト機能を利用する |
件名 | 請求書に自動反映される初期値を設定する |
明細 | 明細 |
回収方法 | 回収方法 |
振込先口座 | 銀行口座のマスタ情報を登録・変更・削除する |
振込先の口座情報(請求書印字用) |
振込先の口座情報(請求書印字用) |
備考 | 請求書に自動反映される初期値を設定する |
明細
1. [請求明細]のセクションに、請求書の明細項目を入力します。
2. [+明細を追加]をクリックすると、明細1件分の入力欄が追加されます。
(明細は最大300件まで追加できます)
設定項目 | 設定内容 |
取引日 | この請求明細が発生した取引日を入力 (入力欄をクリックするとカレンダーで日付を選択できます。) |
内訳 |
明細の内訳を入力 |
プロジェクト | この明細に紐づけるプロジェクトを選択 |
数量/単位/単価 | この明細の数量/単位/単価を入力 |
消費税区分 | 請求QUICKにあらかじめマスタ登録されている消費税区分から選択 |
外税・内税の設定 |
この明細の外税・内税を設定 |
金額 | 明細に入力した数量や単価などから自動計算されます。 |
消費税額 | 消費税額を自動計算する設定にしている場合は自動計算されます。 |
「請求書設定」にて消費税の計算方法を設定できます。
[税率ごと(インボイス制度対応) ]… 複数の明細で税率ごとに消費税をまとめて計算
[請求明細ごと]… 請求明細一行ごとに計算
・請求書ごとの消費税の「計算方法の設定」の変更の許可について
計算方法の設定を[税率ごと(インボイス制度対応) ]で設定している場合に、「請求書設定」にて請求書ごとに消費税の「計算方法の設定」の変更を許可する設定ができます。
「計算方法」の変更を許可すると、請求明細入力時に計算方法を[請求明細ごと]に変更できます。
「端数処理及び計算方法」をクリックすると、現在の設定の確認と計算方法の変更ができます。
・請求明細の消費税額の自動調整
消費税額の計算方法を「税率ごと」に設定した場合、自動計算される明細ごとの消費税額を合わせた合計金額と税率ごとにまとめて計算した消費税額が小数点以下の端数処理によって一致しないことがあり、その際の消費税額を自動で調整するかどうか設定できます。
「請求書設定」にて「請求明細の消費税額の自動調整」の設定ができます。
自動調整を[あり]にすると、請求書に印字される消費税額の合計と請求明細側の消費税額(請求書PDFでの印字なし・仕訳出力用)で差額が発生する際に、請求明細側の消費税額対して差額調整を自動でおこないます。
この場合、手動での請求明細の消費税額の調整は不要です。
自動調整を[なし]にすると、作成者自身でいずれかの明細の消費税額を変更し調整します。
■設定項目:内訳 …請求書内訳のマスタ情報を登録・変更・削除する
■設定項目:消費税区分 …消費税区分のマスタ情報を登録・変更・削除する
■設定項目:外税・内税の設定 …請求書に自動反映される初期値を設定する
■設定項目:消費税額 …請求書に自動反映される初期値を設定する
回収方法
ここでは、請求書の回収方法を設定します。
請求QUICKのご利用開始時に設定できる回収方法は「銀行振込」のみとなります。
継続利用のお申し込み後、クレジットカード会社の利用審査に通過しますと、「クレジットカード決済(都度支払)+銀行振込」または「クレジットカード決済(継続課金)」が設定できるようになります。
①取引先の区分が「法人または個人事業主」であること
②請求QUICKの「クレジットカード請求設定」を有効にしていること
・「クレジットカード決済(継続課金)」を設定した場合、振込先の口座情報は指定できません。
振込先の口座情報(請求書印字用)
ここでは、請求書に印字される振込先口座について説明します。
上述した[振込先口座]を入力すると、以下の文面が自動で入力されます。
「以下の口座にお振り込みをお願いします。 (銀行名 支店名 普通/当座 口座番号)」
発行方法・承認/発行経路を選択〜保存
1. まず、発行方法の項目をクリックします。
2. プルダウンメニューに複数の方法が表示されますので、その中から今回使用する発行方法を選択してください。
選択可能な発行方法は、以下の6種類です。
発行方法 | 詳細 | |
1 | PDFダウンロード | PDFファイルがダウンロードされます。 請求書を印刷して送付する場合などにご利用ください。 |
2 | PDFファイル付きメール |
取引先または取引先担当者のメールアドレスに、請求書のPDFファイルが添付されたメールが送信されます。 |
3 | リンク付きメール |
取引先または取引先担当者のメールアドレスに、請求書をダウンロードするためのURLが送信されます。 |
4 | 郵送代行 | 郵送代行業者から取引先や取引先担当者の所在地に紙の請求書が郵送されます。 (取引先担当者設定している場合は、取引先の基本情報ではなく、取引先担当者の所在地に請求書が郵送されます。) |
5 | PDFファイル付きメール+郵送代行 | PDFファイル付きメールと郵送代行の両方で発行します。 取引先と取引先担当者のメールアドレスにPDFファイル付きメールが送信され、郵送代行業者から紙の請求書も送付されます。 |
6 | リンク付きメール+郵送代行 | リンク付きメールと郵送代行の両方で発行します。 取引先と取引先担当者のメールアドレスにリンク付きメールが送信され、郵送代行業者から紙の請求書も送付されます。 取引先がメールを開封すると、請求書詳細にて「メール開封済み」と表示されます。 |
■発行方法:メール送付(URLリンク)… 「メール送付(URLリンク)」を選択すると、請求先の取引先は銀行振込かクレジットカード決済のいずれかを選択できます。
■発行方法:メール送付(URLリンク)+郵送代行 …「メール送付(URLリンク)+郵送代行」を選択すると、請求先の取引先は銀行振込かクレジットカード決済のいずれかを選択できます。
発行方法ごとの注意事項は以下をご確認ください。
<請求書の発行方法がメールの場合>
送信先のメールアドレスは、「送信先メールアドレス」で確認できます。
送信先メールアドレスが空欄の場合は、取引先から送信先のアドレスを登録してください。
取引先担当者に送信先メールアドレスを登録してください。
自社情報で登録した場合は、一律で送信先のCc・Bccに追加されます。
■請求担当者を指定している場合は、請求担当者担当者ごとに送信先を指定できます。
請求担当者は、設定>アカウント>ユーザー>請求担当者で送信先を登録できます。
<請求書の発行方法が郵送代行の場合>
取引先に登録されている所在地が郵送先になります。郵送代行をご利用の場合は、取引先に住所を登録してください。
請求書作成後のプレビュー画面で確認ができます。
取引先担当者に所在地を登録し、「所在地を請求書に印字する」にチェックをしてください。
チェックがない場合、請求書に印字されず郵送代行がエラーになります。
....請求QUCIKの料金体系についての解説
3. 今回作成する請求書を発行するために必要な社内決済のルート[承認・発行経路]を設定します。
4. クリックすると、作成者が利用できる承認・発行経路の一覧が表示されますので、 その中からこの請求書に応じた承認・発行経路を選択してください。
5. [承認・発行経路]の登録が完了したら、管理画面右下の【保存】ボタンをクリックします。
入力・設定した内容の請求書が作成され、請求書詳細が表示されます。
作成された請求書は「下書き」のステータスになります。
おつかれさまでした!
請求書を一括作成する
この項目では、CSVファイルを使って複数の請求書を一括登録する手順を解説します。
1. 管理画面上段の[請求]をクリックして請求書一覧画面を表示させたら、右上の[CSVアップロード]をクリック。
2. CSVアップロード画面が表示されたら、[サンプルCSVファイルダウンロード]をクリックしてください。
ダウンロードされたzipファイル「Invoice_CSV_UploadSample.zip」を解凍すると、以下の2ファイルになります。
- 「請求書データ_CSVファイル取り込みマニュアル.xlsx」
- 「請求書データ_CSV取り込み用ファイル.csv」
3. 「請求書データ_CSVファイル取り込みマニュアル.xlsx」を参考にしながら、「請求書データ_CSV取り込み用ファイル.csv」に情報を上書きして、 請求書CSVファイルを作ります。(「内訳」は1件の請求書に対して最大300件まで登録可能です。)
4. 作成したCSVファイルをアップロードしてください。CSVアップロード画面にファイルをドラッグアンドドロップする方法と、 [ファイルを選択]をクリックして、CSVファイルを選択する方法があります。
5. CSVの内容を確認するメッセージが表示されたら、右下の【アップロード】ボタンをクリック。
6. アップロードを確認するメッセージが表示されたら【OK】をクリックしてください。
「CSVデータのアップロードが完了しました」と表示され、 CSVにまとめた請求書の内容が「下書き」請求書として登録されます。
① 回収方法が「クレジットカード決済(継続課金)」のデータ(新規作成・上書きとも)
② 回収方法を「クレジットカード決済(継続課金)」から別の方法に変更したデータ(既存データの上書き)
これで、請求書を一括登録できました。
おつかれさまでした!