請求QUICKは、請求書の作成と発行を初期設定無しでかんたんにおこなえます。
この記事では、請求書の作成から発行までの一連の操作と、請求QUICKの便利な機能を解説します。
請求書を作成する
まず請求書を作成し、その後に請求書を発行します。
この項では、請求書作成の手順を解説します。
1.画面上段の[請求]をクリックします。
請求書一覧画面が表示されます。
2.画面右上の[作成]ボタンをクリックします。
請求書作成画面が表示されます。
3.請求書作成画面で、請求書の各項目を入力します。
・請求書番号
請求書ごとに重複しない請求書番号を付与します。初期設定では請求QUICKが請求書番号を自動付番します。
・取引先
請求書を発行する取引先を入力します。
入力欄を選択し[新規]をクリックします。表示される画面の各項目を入力し、今後も継続して利用する取引先は[マスタ登録をして保存]を、今回の請求書に限り利用する取引先の場合は[マスタ登録せずに保存]をクリックします。クリックすると取引先の入力画面が閉じて請求書作成画面に戻ります。マスタ登録した取引先は次回以降の請求書作成の際に選択できるようになります。
設定項目 | 設定内容 |
取引先 | 請求書の宛名欄に印字される取引先名を入力します。末尾の[∨]をクリックして、「御中」「様」のいずれかを選択できます。 |
取引先の区分 | [法人または個人事業主]または[一般消費者]を選択します。 [一般消費者]を選択した場合、「回収方法」は「銀行振込」のみとなります。 |
連絡先 | 取引先の連絡先などを登録します。 |
TEL | 取引先の電話番号を入力します。 |
FAX | 取引先のFAX番号を入力します。 |
メールアドレス To | 請求書の発行方法で「PDFファイル付きメール」や「リンク付きメール」を含む方法を選択している場合、ここで登録したメールアドレス が宛先になります。 [+ Toを追加]をクリックすると、入力欄が追加できます。Toは15件まで登録できます。 |
メールアドレス Cc/Bcc | 請求書の発行方法で「PDFファイル付きメール」や「リンク付きメール」を含む方法を選択している場合、ここで登録したメールアドレス がCc/Bccに追加されます。 [+ Cc/Bccを追加]をクリックすると、入力欄が追加できます。Cc/Bccは15件まで登録できます。 |
所在地 | 取引先の住所を入力します。ここで登録した住所が請求書の宛名欄に印字されます。 郵送代行を利用する場合、ここで登録した住所が宛先になります。取引先と取引先担当者の両方に住所が入力されている場合は取引先担当者の住所が請求書に適用されます。 |
郵便番号 | 郵便番号を入力し[検索]ボタンをクリックすると、対応する[都道府県][市区町村番地]が自動入力されます。 |
都道府県 | 住所を入力します。 |
市区町村番地 | 住所を入力します。 |
建物 | 住所を入力します。 |
・自社名
請求書に印字する自社名を入力します。
入力欄をクリックして入力画面を開きます。入力画面で各項目を入力し、[マスタ登録をして保存][マスタ登録せずに保存]のいずれかを選択します。[マスタ登録をして保存]をすると自社情報が更新されます。
設定項目 | 設定内容 |
会社名・屋号 | 自社の社名や屋号を入力します。 請求書に印字されるほか請求書を送付するメールや督促メールの文面にも自動挿入されます。 |
役職/代表者 | 自社の代表者の肩書と名前を入力します。 [請求書に印字する]にチェックを送付付けておくと、請求書の自社名の下に印字されようになります。また、督促メールの文面にも自動挿入されます。 |
連絡先 | 請求書を送付するメールの文面に自動挿入される電話番号やFAX番号、メールを送付するためのメールアドレスを設定します。 |
TEL | 請求書とメール文面に自動挿入される電話番号を入力します。 |
FAX | 請求書とメール文面に自動挿入されるFAX番号を入力します。 |
メールアドレス Cc/Bcc |
請求QUICKから送信されるメールのCc/BCCに追加するメールアドレスを設定します。 【補足】 【参照】 |
所在地 | 請求書の印字と、郵送代行の送り主になる所在地を設定します。 |
郵便番号 | 入力欄に郵便番号を入力し[検索]ボタンをクリックすると、対応する都道府県と市区町村番地が自動入力されます。 |
都道府県 | 所在地を入力します。 |
市区町村番地 | 所在地を入力します。 |
建物 | 所在地を入力します。 |
・取引先担当者
取引先を[マスタ登録をして保存]した場合、取引先担当者の情報が入力できます。
請求書をメールで送信する際の送信先が追加され、郵送代行を利用する際の郵送先が取引先の所在地から取引先担当者の所在地に更新されます。
取引先担当者の入力欄をクリックします。 [新規]をクリックして表示される画面の各項目を入力します。今後も継続して利用する取引先担当者は[マスタ登録をして保存]を、今回の請求書に限り利用する取引先担当者は[マスタ登録せずに保存]をクリックします。
クリックすると取引先担当者の入力画面が閉じて請求書作成画面に戻ります。マスタ登録した取引先担当者は次回以降の請求書作成の際に選択できるようになります。
設定項目 | 設定内容 |
所属 | 取引先担当者の所属を入力します。[請求書に印字する]にチェックすると、請求書の宛名欄に印字されます。 |
役職 | 取引先担当者の役職を入力します。[請求書に印字する]にチェックすると、請求書の宛名欄に印字されます。 |
名前 | 取引先担当者の名前を入力します。敬称は「御中」「様」「(なし)」から選択できます。[請求書に印字する]にチェックすると、請求書の宛名欄に印字されます。 |
名前(フリガナ) | 取引先担当者の名前のふりがなを入力します。 |
連絡先 | 取引先担当者の連絡先として、取引先詳細画面に表示する項目を入力します。 |
TEL | 電話番号を入力します。 |
FAX | FAXを入力します。 |
メールアドレス To | 請求書の発行方法で「メール送付(PDF添付)」や「メール送付(URLリンク)」を含む方法を選択している場合、ここで登録したメールアドレスが宛先になります。メールアドレスは[+To を追加]をクリックすると最大15個まで設定できます。 |
メールアドレス Cc/Bcc | 請求書の発行方法で「メール送付(PDF添付)」や「メール送付(URLリンク)」を含む方法を選択している場合、ここで登録したメールアドレスがCc/Bcc に追加されます。メールアドレスは[+Cc/Bcc を追加]をクリックすると最大15個まで設定できます。 |
所在地 | 取引先の住所を入力します。ここで登録した住所が請求書の宛名欄に印字されます。 郵送代行を利用する場合、ここで登録した住所が宛先になります。取引先と取引先担当者の両方に住所が入力されている場合は取引先担当者の住所が請求書に適用されます。 |
郵便番号 | 郵便番号を入力し[検索]ボタンをクリックすると、対応する「都道府県」「市区町村番地」が自動入力されます。 |
都道府県 | 取引先担当者の住所を入力します。 |
市区町村番地 | 取引先担当者の住所を入力します。 |
建物 | 取引先担当者の住所を入力します。 |
所在地を請求書に印字する | チェックすると請求書の宛名欄に取引先担当者の「所在地として登録された住所が印字されます。 |
・請求担当者
請求書に印字する自社の担当者を選択します。請求担当者を選択すると、請求書に印字される所在地などが自社情報から請求担当者の情報に更新されます。また、請求書をメールで送信する際の送信先に請求担当者のアドレスが追加されます。
請求担当者は請求QUICKに登録しているユーザーから選択できます。登録済みのユーザーと異なる情報を請求書に印字したい場合は、任意のユーザーを選択後、入力欄をクリックして入力画面を開きます。
入力画面で各項目を入力し、[マスタ登録をして保存][マスタ登録せずに保存]のいずれかを選択します。[マスタ登録をして保存]をするとユーザー情報が更新されます。
設定項目 | 設定内容 |
所属 |
登録している所属からユーザーの所属を選択します。 【参照】 |
役職 |
登録している役職からユーザーの役職を選択します。 【参照】 |
名前 | 「基本情報」の「名前」が自動入力されます。「請求担当者」タブでの変更はできません。 |
連絡先 | 請求書を送付するメールの文面に自動挿入される電話番号やFAX番号、メールを送付するためのメールアドレスを設定します。 |
TEL | 請求書とメールの文面に自動挿入される電話番号を入力します。 |
FAX | 請求書とメールの文面に自動挿入されるFAX番号を入力します。 |
メールアドレス Cc/Bcc |
請求QUICKから送信されるメールのCc/BCCに追加するメールアドレスを設定します。 【補足】 【参照】 |
所在地 | 請求書の印字と、郵送代行の送り主になる所在地を設定します。 |
都道府県 | 郵便番号を入力し[検索]ボタンをクリックすると、対応する「都道府県」「市区町村番地」が自動入力されます。 |
都道府県 | 所在地を入力します。 |
市区町村番地 | 所在地を入力します。 |
建物 | 所在地を入力します。 |
・請求日/支払期限
請求書の発行日として印字される日付と支払期限を設定します。設定します。入力欄をクリックすると表示されるカレンダーで日付を選択して設定します。[請求日と支払期限を和暦で印字する]にチェックをすると、請求日と支払期限の印字が西暦ではなく和暦の年号で印字されます。
・件名
請求書の件名を入力します。[印字する]にチェックをすると請求書に件名として印字されます。チェックボックスのオン/オフにかかわらず、請求書一覧画面には件名として表示されます。
・明細
請求書の明細項目を入力します。[+明細を追加]をクリックすると明細1件分の入力欄が追加されます。明細は最大300件まで登録可能です。
設定項目 | 設定内容 |
取引日 | この明細の取引日を入力します。 入力欄をクリックするとカレンダーで日付が選択できます。 |
内訳/プロジェクト |
明細の内訳を入力します。 入力欄をクリックします。[新規]を選択すると今後も利用する内訳明細の内訳が登録されていない場合は[新規]を選択して新しく内訳を登録するか、[テキスト入力]を選択して内訳を手入力します。 |
数量 | この明細の数量を入力します。 |
単位 | この明細を数える単位を入力します。 |
単価 | この明細の単価を入力します。 |
消費税区分 |
この明細の消費税区分を設定します。 【参照】 |
外税・内税の設定 |
この明細の外税・内税を設定します。 【参照】 |
金額 | この明細の金額を入力します。 明細に入力した数量や単価などから自動計算されます。 |
消費税額 |
この明細の消費税額を入力します。 【補足】 【参照】 |
・回収方法
回収方法を設定します。
初めは「銀行振込」のみ利用可能です。
「クレジットカード決済+銀行振込」は、継続利用申し込みの審査通過後よりご利用いただけます。
取引先の区分が「法人または個人事業主」かつ「クレジットカード決済機能がオン」の場合に設定でき、BtoB(企業間)取引でのみ利用可能です。
・振込先口座
請求書の振込先口座を指定します。
振込先口座の入力欄をクリックします。[新規]をクリックし、表示される画面の各項目を入力します。今後も継続して利用する口座は[マスタ登録をして保存]を、今回の請求書に限り利用する口座の場合は[マスタ登録せずに保存]をクリックします。口座の入力画面が閉じて請求書作成画面に戻ります。マスタ登録した口座は次回以降の請求書作成の際に選択できるようになります。
設定項目 | 設定内容 |
銀行コード | 口座のある銀行の銀行コード(全銀協が付与している4桁の統一金融機関コード)を入力します。 |
銀行名 | 銀行名を入力します。 |
支店コード | 口座のある支店の支店コード(全銀協が付与している3桁の統一金融機関コード)を入力します。 |
支店名 | 支店名を入力します。 |
口座種別 | [普通][当座]のいずれかを選択します。 |
口座番号 | 口座番号を入力します。 |
口座名義人 | 口座名義人を入力します。 |
・振込先口座(請求書印字用)
請求書に印字される振込先口座のご案内文です。
[振込先口座]を入力すると、以下の文面が自動で入力されます。
「以下の口座にお振り込みをお願いします。【銀行名 支店名 普通/当座 口座番号】」
・備考
請求書の備考欄に印字される情報を入力します。
3.発行方法を選択します。
クリックすると表示されるメニューから選択します。
発行方法には、以下の6種類があります。
発行方法 | 詳細 |
PDFダウンロード | 請求QUICKの発行機能を利用せずに、自分で郵送するかメールで送付する場合は[PDFダウンロード]を選択してください。発行の際に自分のパソコンに請求書のPDFがダウンロードされます。 |
メール送付(PDF添付) | 請求QUICKのメール機能を使って取引先に請求書PDFを添付したメールを送ります。 |
メール送付(URLリンク) | 請求QUICKのメール機能を使って請求書をダウンロードできるリンクの付いたメールを取引先に送ります。リンク付きメールを受け取った取引先にメール内のリンクをクリックして請求書PDFをダウンロードしてもらいます。この方法で発行すると取引先の方がメール内のリンクをクリックしたときに、請求書一覧と請求書詳細の画面で既読マークつき、開封済みであることがわかるようになります。 |
メール送付(PDF添付)+郵送代行 | 請求書PDFを添付したメールを取引先に送るとともに、紙にプリントアウトした請求書の送付を郵送代行業者に依頼します。 |
メール送付(URLリンク)+郵送代行 | 請求書PDFをダウンロードできるリンクの付いたメールを送るとともに、紙にプリントアウトした請求書の送付を郵送代行業者に依頼します。 |
郵送代行 | 紙にプリントアウトした請求書の送付を、郵送代行業者に依頼します。 |
4.承認・発行経路を選択します。
この請求書を発行するために必要な社内決済のルート「承認・発行経路」を設定します。あらかじめ請求QUICKで用意されている「デフォルト」の承認・発行経路を選択してください。請求書の作成後、承認申請なしで請求書が発行できます。
....承認・発行経路を登録する
5.画面右下の[保存]ボタンをクリックします。
入力・設定した内容の請求書が作成され、請求書詳細画面が表示されます。
作成された請求書は「下書き」のステータスになります。
請求書を発行する
「下書き」ステータスになった請求書を発行します。
1. 請求書詳細画面右上の「承認申請」ボタンをクリックします。
「この請求書は承認不要に設定されているため、ステータスが発行待ちになります。よろしいですか?」のメッセージが表示されるので[OK]をクリックすると請求書のステータスが「発行待ち」に変更されます。
2.請求書を発行します。
請求書詳細画面の右上の[発行(○○○)]ボタンをクリックします。
[発行]ボタンは、請求書に設定された発行方法に応じて、以下のいずれかが表示されます。
内容を確認して請求書を発行します。
[発行(○○○)]ボタン | ボタンクリック後の画面表示と操作 |
発行(PDFダウンロード) | 「請求書を発行します。よろしいですか?」とのメッセージが表示されます。[OK]ボタンをクリックすると、請求書PDFがダウンロードされます。 |
発行(PDFファイル付きメール) | メール文面を確認する画面が表示されます。[発行]ボタンをクリックすると、メールが送信されます。 |
発行(リンク付きメール) | メール文面を確認する画面が表示されます。[発行]ボタンをクリックすると、メールが送信されます。 |
発行(郵送代行) | 「郵送代行で発行します。よろしいですか?」とのメッセージが表示されます。[OK]ボタンをクリックすると、郵送代行業者に郵送代行依頼が送信されます。 |
発行(PDFメール+郵送代行) | メール文面を確認する画面が表示されます。[発行]ボタンをクリックすると、取引先にメールが送信されるとともに、郵送代行業者に郵送代行依頼が送信されます。 |
発行(リンクメール+郵送代行) | メール文面を確認する画面が表示されます。[発行]ボタンをクリックすると、取引先にメールが送信されるとともに、郵送代行業者に郵送代行依頼が送信されます。 |
以上で請求書の作成・発行は完了です。お疲れ様でした。
■請求書を作成する際に事前に設定しておくと便利な項目について....
請求書作成・発行に関する項目を事前に設定する
■複数のユーザーで請求QUICKを使うための初期設定について....
複数人で請求QUICKを利用する場合の初期設定
■請求書のフォーマットや消費税額の計算方法などの設定について....
各機能の使い方>自社・アカウント管理>請求書設定